「ものがたり。」

 
 
 
ある日、ガウリイは言った。
「そう言えば・・・。剣が見つかるまで、ってことだったよな。」
あたしは思いだした。
「あ・・。そうだったっけ。」
 
ガウリイが無くした光の剣。
その代わりが見つかるまで、一緒にいると言った。
そして剣の代わりは見つかった。
とすると、一緒にいる理由は、これで無くなったわけだ。
つまり。
・・・・・つまり?
「ま、いいか。」
ガウリイがあたしの頭に、ぽんと手を置いた。
「いいって・・・・なにが?」思わず聞き返してしまう。
「だから。お前さんと旅をするのに、別に理由はいらないだろ。」
大きな手が、あたしの頭をわしわしと撫で、あたしの口から、次の一言が出る。
「そだね。」
わしわし。
わしわし。
 
一緒にいる理由がいらない。
そうやって納得してしまった二人は、あえて他の理由を探そうとはしない。
つまり、理由なく一緒にいる、その理由を、探そうとはしないのだ。
 
ものがたりの続きは、誰が作る?
 
 
 
 
 
 
恋愛は、ある時突然始まることがある。
また逆に、気づかぬうちに芽生え、長い時間をかけて成長するものもある。
 
後者の場合、ペースがゆっくりのため、本人同士もまったく感知しないまま、立ち消えてしまうことも、しばしば。
そこへいらぬ第三者が揺さぶりでもかけてくれれば、ああそうだったのか、と開花することもあるだろうが。
まして片方が、恋愛らしい恋愛などしたことがなく、自分の気持ちを整理できずにほったらかしたままにしているタイプだったら。
また片方が、慌てず急がずのんびりしたタイプで、相手を大事に思うあまり、ほとんど保護者としての域を脱していない、のほほん屋だったりしたら。
そして状況は、恋愛などと言ったら鼻で笑われそうな、生活感溢れるギャグがまかり通る、シリアスかつユーモラスな場面だったら。
一体、どこでどうやって、二人のものがたりは、続いて行くのだろう?
 
第三者の登場を願うか。
状況を一変させて、花と樹木がむせかえる、ひと昔前の少女マンガの世界に持ち込んでしまうか。
どちらかの問題ある性格を、変えてしまうか。
 
だが一番いいのは。
二人が、自然に、気づいてくれることである。
厳しい条件の中、二人はどうやって、ものがたりを作るのだろう?
 
 
 
それは、ガウリイの昔話から始まった。
 
昼下がりの大きな街道添い。
見通しがよく、お天気もよく、人の往来も結構ある。
山賊の心配もなさそうだ。
次の街まではそれほど離れていない。
ひと休みしても、夕方には着くだろう。
 
茶店で昼ご飯をたっぷりと食べた二人は、昼寝がしたくなった。
ぽかぽかと暖かい陽気で、お昼寝にはもってこいの、日当たりのいい土手がある。
小川がさらさらと流れる前で、緑に萌える草原で寝転ぶのは、最高に気持ちが良さそうだ。
二人は顔を見合わせ、どちらからともなく、にっこりと笑った。
 
「は〜〜〜〜〜っ♪いいお天気っ♪」
「だな♪」
土手に寝転び、リナは目を閉じる。
顔全体に太陽の光が当たる。
まるで光のエネルギーが、身体の中にしみ込んでくるようで。
新鮮な空気ごと、それを目一杯吸い込む。
 
猫のように伸びをするリナの隣に、ガウリイもごろりと横になる。
いっそ、邪魔な防具類を外し、上着も脱いで、素肌で太陽を浴びたいくらいだ。
だがそれをすると、みっともないとリナに怒られそうで、却下した。
何故か顔を赤くしたリナに止められたことがあったからだ。
代わりに、ガウリイもその長身をうんと伸ばし、同じように目を閉じる。
 
「ちょこっとだけ寝たら、次の街に向うわよ。」
「あ〜〜〜。わかった。」
「ちゃんと聞いてる??生返事しか聞こえないわよ。」
「あ〜〜〜。聞いてるよ。」
「ホントに!?この間だって、お昼寝したまんま、結局夕方まで眠っちゃったじゃないの。起こして、って言ったのに。」
「じゃあ、今日はリナが先に起きて、オレを起こしてくれよ。こんなに気持ちいいとこで眠るんじゃ、ちょっと自信ないぞ。」
「え〜〜〜〜。あたしだって自信ないわよ。」
「おい・・・。なんかそれって・・ずるくないか?」
「てへ。ばれた?」
「あのな。時間が来たら目が覚める魔法とか、ないのかよ?」
「・・・あのねえ。魔法ってのは万能じゃないのよ?それぞれ、力ある者と契約して、その力を借りるだけなんだから。そんな便利グッズみたいな魔法、あるわけないでしょ?」
「ふうん。魔法も意外に不便だよなあ。」
「よく言うでしょ。魔法とガウリイは使いようって。」
「へえ。知らなかった・・・・・・。
ちょっと待て!!何でそこでオレが出てくるんだ!?よく言うって、誰が言ってるんだよっ!」
「あたし。」
「それって、よく言う、って言わないと思うぞ!」
「事実なんだからしょーがないじゃない。」
「お前なあ・・・・。」
「ぼやかない、ぼやかない♪」
「・・・ぼやかせてんのは、誰のせいだよ・・・・。」
 
他愛のない会話。
他愛のないやり取り。
いつもの二人。
何も変わらない。
 
「・・・ガウリイ?」
「・・・・・ん?」
「もう寝た?」
「・・・寝てたら返事しないだろ、フツー。」
「わかんないわよ?寝言かも。」
「寝言じゃないぜ?なんだよ?」
「寝言じゃないぜ、って言ってる寝言かも。」
「お前な、しつこいぞ。」
「ぐ〜〜〜〜。」
「人を起こしといて、寝たフリすんな。」
「ぐ〜〜〜〜。」
「リナ。」
「なによ。」
「やっぱり起きてるんじゃないか。」
「これは寝言よ。」
「・・・・・。」
「これは寝言よ、って言ってる、寝言。」
「そーかよ。」
「だから、あたしがなんか言っても、寝言だから気にしないで。」
「・・・・・?」
 
二人の間には、ほんの少しの距離。
腕を伸ばしたリナの指先と、頭の下で腕を組んでいるガウリイのひじは、3cmと離れていない。
 
「リナ?」
何となく、リナの言ったことが気になって、ガウリイはきいてみる。
目は閉じたまま。
顔は、空に向けたまま。
「だから、これは寝言よ。」
「・・・・・?・・・・ああ。」
 
何も起きないへーわな午後。
第三者も突入して来ない。
背景がいきなり花だらけになったりしない。
二人の会話は、いつもと変わらない。
ただ、ほんの少し。
 
「そう言えば最近、ガウリイ、保護者を自称しないね。」
「・・・・。」
 
出会った頃。
リナをまだほんの子供だと思った頃。
守ってやりたい対象にとって、自分は保護者みたいなものだと思った頃。
一緒にいることを、一言で説明できる、簡単で便利な言葉だと思った頃。
それを言うと、相手も、そしてリナも、あっけに取られるのが面白かった頃。
ガウリイは自己紹介のように口にした。
リナの、保護者だと。
 
一緒にいる理由は、別にいらないと思った時。
保護者という言葉も、いつのまにか意味を持たなくなった。
何故なら、保護者というのは、一つの理由であるから。
オレの名前は、ガウリイ=ガブリエフ。
旅の傭兵だ。
リナと一緒に旅をしている。
で、自己紹介は終わってしまう。
 
最近は、誰もそこに突っ込みを入れたりしない。
じゃあ、何故、一緒に旅をしているのか?と。
もし誰かが、真正面からそう尋ねたら。
二人は何と答えるのだろうか?
『別に。』
『何となく。』
だろうか?
 
「答えなくていいのよ。ただの寝言なんだから。」
沈黙を、あえてリナが制する。
まるで、答えなどいらないと言ってるように。
単なる思いつきを口にして、しまったと思っているのだろうか。
もし、その答えが真剣に返ってきたりしたら、自分がどうしていいかわからないことに、遅ればせながら気づいたのだろうか。
「・・・・・。」
ガウリイは開きかけた口を閉じた。
聞きたくない、と言われたように感じて。
 
二人のものがたりは、誰が始めるのだろう?
 
「・・・昔。あるところに、一人の女の子がいました。」
リナは目を開いた。
今のは、ガウリイ?
振り仰いでも、目を閉じて仰向けに寝転んでいるガウリイしか見えない。
首を捻る。
「その女の子は、一人で旅をしていました。とても強かったので、一人で旅をしていても、大丈夫だったのです。」
「・・・・?」
やっぱり、それはガウリイだった。
目を閉じたまま、彼は昔話とやらを始めた。
 
「ある時、女の子は、山で盗賊に出会いました。なにしろ強い女の子でしたから、そんな盗賊など、へのかっぱのはずでした。」
ぷ。
リナが吹き出しそうになる。
ガウリイが昔話?
しかも、出てくる女の子って、あたしのこと?
へのかっぱ、だって。
大声で笑い出したくなる衝動を抑え、リナは目を閉じた。
もう少し先を、聞いてみたかったからだ。
 
「ところがそこへ、女の子が困っていると思った男が乱入してきました。
盗賊を倒した男は、助けた相手が、まだちっちゃい女の子だったとは思いませんでした。男は驚き、それから心配しました。こんな子一人で旅をしてて、大丈夫なのだろうか?と。」
・・・そう。
そして、彼は無理矢理、あたしと一緒にアトラスシティに行くことに決めたのだ。
「女の子はかえって困りました。断わることもできず、一緒に行くことになりました。ところが、女の子と男を、ある事件が待っていました。それは大きな事件で、二人はアトラスへ向うどころか、もっと大変なことに巻き込まれていました。」
「・・・・。ガウリイにしちゃ、随分よく覚えてるじゃない。」
「女の子は悪いヤツに攫われました。男は、自分が一緒にいたにも関わらず、彼女を守れなかったことを知りました。」
「・・・・。」
「女の子は、ただの女の子ではありませんでした。ようやく男が女の子を見つけた時、彼女は人間ではない者と戦っていました。」
「・・・・。」
「男は代々家に伝わる伝説の剣を使いました。それで魔族を倒すことができました。」
「・・・・。」
「女の子は、その剣を欲しがりました。事件が終わり、仲間との別れが来た時、彼女は、その剣をくれるまで追いかけると、男と一緒に旅をすることにしました。」
「・・・・・。」
「旅は続きました。ずっと。」
 
 
頭上の街道を、古びた馬車が、がらがらと轍の音をさせながらやって来た。
隣の街から戻ってきた商人が、馬上に知り合いの顔を見つけ、しばし話し込む。
旧知の者同士の、気さくな会話が続く。
 
 
「それで・・・どうなったの?」
商人と、馬車が遠ざかった後。
静かになったところで、リナが話の先を促した。
「・・・あれ。お前さん、眠ってるんじゃなかったのか。」
からかうような声が降ってくる。
「眠ってるわよ。これは寝言。」
「そうか。そうだったな。眠ってるヤツに、オレは寝物語をしているわけだ。」
「そ。続けて。」
「・・・・・。旅は続きました。ずっと。・・・これで終りだ。」
「それだけ?」
「それだけって・・・。他になんかあるのかよ。」
「・・・・。別に・・・・。ただ、物語の続きが、まだあるのかなって思っただけよ。」
「物語の続きか?・・・少しはあるな。例えば・・・・。男が剣を無くしたとか。」
「それで?」
「女の子は、代わりの剣を探したのさ。そしてそれは見つかった。」
「それで?」
「それで。・・・男は気づいた。剣が見つかるまで、と言った、女の子の言葉を思いだしたんだ。」
「・・・・。」
「二人が一緒に旅をする理由は、これでなくなった。」
「・・・・。」
「二人は、どうしたと思う?理由がないから、別れたと思うか?」
「・・・・。」
「違うな。理由なんか、いらなかったんだ。一緒に旅ができれば、それで。」
「・・・・。」
「そして、二人の旅はまた続いた。・・・・ずっと。」
 
ガウリイの物語は、リナとガウリイの物語だった。
二人が歩いてきた道を、ざっと、上から眺めたように。
リナはその時初めて、この旅を別の視点から見ることができたのだ。
自分の目ではなく。
他の人間が見てきたように。
 
「それで。」
「それで・・・。さっきと同じだ。旅は続いた。ずっと、で終わりだ。」
「・・・いつまで続いたの。」
「ずっとだ。」
「ずっとって、どれくらい。」
「ずっとは、ずっとだ。」
「答えになってない。」
「・・・・・。」
 
伸ばした腕を元に戻そうとして、リナの手が、ガウリイのひじに少しぶつかった。
ガウリイは言った。
「ものがたりは、そこでお終い。その先は、誰も知らない。」
「・・・・。」
 
理由なんかなくても。
旅は続いていた。
ずっと。
 
「・・・・。理由がないのに、どうして二人は一緒に旅を続けたの。」
「・・・・。理由がいらなかったから。」
「・・・・。理由がいらなくても、一緒にいたのには、理由があるんじゃないの。」
「・・・・。」
何故。
どうして。
それは考えてもみなかったこと。
だって旅は続いていたから。
立ち止まって、ゆっくり考えてみることなど。
必要としなかったから。
 
「ものがたりは、そこでお終い。その先は、オレも知らない。」
ガウリイは繰り返す。
「その先はまだない。・・・それは、女の子と、男が、作っていくものだからだ。」
「・・・・。」
 
『旅は続きました。』で、ものがたりを終えることもできる。
その続きを作らなければ。
ガウリイの物語には、女の子の気持ちも、男の気持ちも入っていない。
その時、どうだったか。
それは女の子と、男にしかわからない。
理由などいらないと言った時、男はどう思ったのか。
それで納得した時、女の子はどう思ったのか。
そして今は、それをどう思うのか。
それは、二人にしかわからない。
ものがたりを続けられるのは、その二人だけ。
 
 
また土手の上から話し声が聞こえてきた。
同じ方向から、二人連れが声高におしゃべりを続けながら歩いてきたのだ。
どうやら片方は耳が遠いらしい。
もう一人は必死に大きな声を出している。
「だから!あの時、じーさんと合わなかったら、俺の人生違ってたんだろ〜な〜って、言ってんだよ!」
「・・・・・・・・・・・はあ?」
「ったく、いつからそんなに耳が遠くなっちまったんだっ?だ〜か〜らっ!」
「・・・・・・・・・・・はあ?わしゃ、耳だけは達者だで。」
「どこがだっ!?と、ともかくだなっ。」
若者はごほんと咳き払いをする。
「じ、じーさんには感謝してるって言いたかったんだよっ。そのおかげで・・・・俺はヤバい稼業から足を洗えたし。・・・・まともな職にもありつけたし。
け・・・・・・・・結婚だって・・・・・・。」
照れくさいのか、最後の方は消え入りそうな声だった。
「・・・・・・・・・・・はあ?わしゃ、カブが好きだで。」
「・・・・・・。もおいい・・・・。ともかく、俺が言いたかったのは、じーさんに会えて良かったってことなんだ・・・・。そのお陰で、俺の人生変わったって。」
 

「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
土手の下の二人は、聞くとはなしに二人の会話を耳にしていた。
 

やがて土手の上から、ふぇっふぇっふぇっと空気が抜けるような笑い声が聞こえた。
「じーさん?」
若者が立ち止まる気配。
少し先を歩いていたのだが、慌てて戻ってくる足音。
「ど、どーかしたのかよっ?」
「・・・・。若者よ。出会いはきっかけに過ぎん。そこから先のお前さんの人生は、お前さん自身が歩んできた道なのじゃ。そこから先の、道のない森や薮の中を、切り開いて進んで行くのもお前さんなのと同じようにな。
わしに感謝などいらん。わしと出会ったところで、自分の人生が変わらん連中もおる。もし変わったのだとしたら、それはお前さんが、自らの運命を変えたがっていたからなのじゃ。」
「・・・・・。」

あっけに取られたのか、黙り込む若者を尻目に、さっきとは打って変わったように軽やかに歩く、老人の足音が遠ざかって行った。
しばらくして、若者がばたばたとその後を追いかけて行った。
 
 
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
 
土手の下の、黙ったままの二人は、何とも言えない顔をした。
「なんか・・・・凄いじーさんだったな。」
「そね・・・。でも、いいことも言ったんじゃん?」
「へえ。例えば?」
「例えば・・・・・・。人生が変わったのだとしたら、それは自分で自分のうんめーとやらを変えたかったからじゃ、ってとことか。」
「・・・そんなこと言ったっけ。」
「言ったのよ。どーせかたっぽの耳から入って、もうかたっぽの耳から出てっちゃったんでしょーけどっ。」
「オレの耳はふし穴・・・・・・・・」
「あたしも同感。」
「えっ。」
「や、あんたの耳がふし穴なのはともかく」
「おひ。」
「そじゃなくて。じーさんの意見に同感、っての。自分の運命っていうか、人生ってのは、自分で変えたいと思わなくっちゃ、変えては行かれないってこと。」
「・・・・。変えたい、って思うこともあるのか?リナも?」
 
どこかで鳥がぴちぴちちゅくちゅく鳴いている。
それは遠く遠く、雲の上から。
 
陽に輝く緑の土手に、リナは身体を起こす。
 
ものがたりの続きは、誰が作る?

それは勿論。
ものがたりの主人公たち。
 
「取りたてて、今すぐ何かを変えたいとは思わないけど。」
振り返れば、まぶしそうに目を細めて寝転んでいるガウリイ。
太陽と、リナの顔が重なっているからだ。
逆光で、その表情はよく掴めない。

リナが手を差し伸べた。
ガウリイに向って。

「とりあえず、続きが聞きたいな。・・・・さっきの、昔話の。」
「・・・・続き?」
ガウリイはその手に自分の手を重ねる。
リナの引っ張る力に頼らず、自分で起き上がる。
「それは、作らなくっちゃ聞けないぜ?ものがたりの、続きを。」
「・・・・わかってる。」
 
二人は立ち上がる。
手をつないだまま。
「ものがたりの続きは、誰も知らないのよね。」
「男と、女の子以外は、な。」
「どんなものがたりになるのかしらね。」
「それは、二人の気持ち次第だろうな。どんなものがたりも、思いのままだ。
だって、誰も知らないんだから。その続きは。」
 
リナがくいっとガウリイの手をひっぱる。
「行こっか、ガウリイ。」

二人は歩き出す。土手の上に向って上り始める。
「行くって、どこへ。」
並んで歩くガウリイの顔は、少し驚いて、少し微笑んで。
「だから。」
振り向いたリナの顔は、少し照れくさくて、少し楽しそうで。
 

「・・・・だから、さ。・・・・ものがたりの、続きを作りに。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 


















==================えんど。
結局、こういうパロディ小説を書いてしまう理由は、ここに尽きると思います(笑)
つまり、本編の中で語られなかった彼等の日常を覗いてみたいと思ったり、途切れてしまう物語の続きを知りたいと思ったり。
キャラクターを愛するがゆえ、と笑って許していただけると有り難いのですが(笑)
二人が次のステップに進むには、誰かの介入や状況が追い立てるとか、突然電気を浴びたように(笑)気づくとか(笑)まあ、いろいろパターンはあると思いますが、二人が自分達の旅を振り返ってみて『理由がいらない』理由を考えてみてくれるといいなあと書いてみました。
では、ここまで読んで下さったお客様に愛を込めて♪
あなたの物語は、誰が作っていますか?
そーらがお送りしました♪

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