◆学園スレイヤーズ!(改造版)おためしよみ版◆

   第一限「学園スレイヤーズ!」

 

 

 日本。富士山。富士山麓。

 そして悪名高い樹海。

 そのご近所に、私立「ソレイヤ学園」がある。小、中、高等部を有する一貫教育の学校だ。

 だがその実体は、一般市民の常識を遥かに超えるとんでもないものだった。

 この立地条件がそれを雄弁に物語っている。

 土地が安かったからでは決してない(笑)

 

 「ファイア〜ボ〜ル!!」

 「まだまだ甘ぁい!!もっと全力で行けえ!!」

 「はい、先生!」

 「よおし、1班から3班は引き続きファイアーボール十本!4班から6班は今から先生がフレアアローノックをする!一人3回ずつ受けるように!残りはフリーズアローを練習。始め!!」

 校庭では、高等部2年女子の体育が行われていた。胸からホイッスルとストップウォッチを下げ、くたびれたジャージを着込んだ体育の先生は、普通の学校と何ら変わるところはない。

 女生徒達はよく想像されるところのブルマ姿ではなく、揃いの白い防護服を着ている。

  ぼがあああぁあん!!

 突如、激しい爆発音が響き渡る。

 班の一人が打った一発が広い校庭をつっきり、天まで届くかと思われる塀をぶち壊し。樹海のはじっこをちょっぴり焼いてしまったのだ。

 「7班!!行って消してこおおおおおい!!」

 氷の呪文を練習していた班が駆けつける。

 「リナ=インバース!ちょっと来ぉいっ!!」

 「うへっ………はぁ〜〜い………。」

 ちちち。呼ばれてしまった。

 仕方なく、あたしは頭をかきかき先生の前へ。

 「お前は!何回ぶち壊せば気が済むんだ!」

 腰に手を当てた先生があたしを睨みつける。

 「全く派手なやつだな!今だに中等部と間違われるくらい、ナリはちっこいくせに!」

 「ちっこいは余計です、先生!」

 あたしはぶうたれる。

 

 高等部2年B組リナ=インバース。

 それがあたし。

 花もはぢらう17才。せぶんてぃーん。

 ……まあ、にも関わらず?身長は女子の平均よりちょ〜っとばかし低いし、認めたくないが胸のサイズもちょ〜っとばかし小さいかもしんない。

 だがしかし。物事には二つの面がある。

 大きくつぶらな瞳、つやつやの栗色の髪、思わず守りたくなる華奢で可憐なこのあたしが。

 実は学園一賢く強いとは誰も思わないだろう。

 そこが狙い目である。

 「すいませ〜ん、先生。今度は気をつけますv

 小股でもぢもぢしながら、潤んだ瞳で見上げれば、教師とてイチコロである。

 「アホか!次は両親呼び出すぞ!」

 まあ失敗することもたまにはある。

 「以後、気をつけるように!」

 「はぁ〜〜いv

 ぺこりと頭を下げ、あたしは列に戻った。

 学園一優秀な成績を納めるこのあたしが、学園一教師に呼び出されることが多いのは謎である。

 ‥‥‥と思ってるのはあたしだけだろうか。

 

 「お〜ほほほほ。また怒られたわね♪」

 口に手の甲をあてて高らかに笑う隣の生徒を、あたしは半目開きで振り返る。

 「あんたに言われたくないわよ。マルチナ。」

 「わたくしのどこが?」

 「服装違反の常習犯でしょ、あんた。」

 「先生にはセンスがないのよ♪」

 「センスとか言うモンダイか、それが…?」

 あたしと同じクラスで席が後ろ、おまけに寮室まで一緒というマルチナは、某国の王女という噂だが、その真偽は明らかではない。

 制服の上着を短くしてヘソ出し、まではいいとしても、頭にトゲトゲの冠を被ったり、首にドクロのネックレスをしてる王女というのは珍しい。

 大体、緑色の縦ロールっつー髪型からしてむっちゃ派手である。……それだけではない。

 あれは寮に入ってすぐのこと、夜中にぶつぶつ言う声で目を覚ましたあたしは、世にも恐ろしい光景を目撃した。蝋燭を一本だけ立てたその前で、マルチナが一心に自作の偶像(かなりブキミ)に向かって祈りを捧げていた。

 以来、深く関わらないように心掛けている。

 「ふっ、リナ!その悪癖を治さない限り、わたくしのライバルとは言えなくてよ!」

 「誰がライバルだ、誰が!」

 思わずつっこむと、マルチナはわざとらしく胸を逸らしてふふんと笑った。

 「ま、胸だけでもわたくしの不戦勝だけどv

  ………ぴくりっ…

  ぼがあぁああん!!

 再び火柱が上がった。マルチナの自慢の縦ロールが、ほんのちょっぴりアフロになっている。

 「あたしの座右の銘を忘れたの、マルチナ?

 『悪人に人権はない!』ってのっ!」

 爆風の中、微笑むあたし。びびるマルチナ。

 「こっ…この程度で悪人呼ばわりっ!?」

 「だから外してあげたじゃないv一応v

 「っくぉぉぉらっ!!今度こそ許さんぞっ!!」

 遠くから物凄い形相で体育教師が駆けつける。

 成績優秀。頭脳明晰。おまけに美少女で天才。ただし実技と性格と体のサイズに若干問題アリ。

 ありあまる才能は学園一。五十年に一度の逸材とも、百年に一度の災いとも呼ばれる。

 それがあたし。リナ=インバースだった。

 

 

 ―――――さて。体育の授業からして、普通ではないことがわかってもらえたと思う。

 校庭に面した学舎でも授業が行われている。

 黒魔法。白魔法。精霊魔術。世界の構成を学ぶ社会。混沌の言葉を習う国語。

 呪文の効力を瞬時に計算するための数学。呪文の相似効果を習う物理。亜種の生物に対する知識を得る生物。薬草の取り扱い方や、タリスマンなどの呪符の作り方などの講義もある。

 ………つまり「ソレイヤ学園」とは。

 魔法を教える学校なのだ。

 

 

 「え〜、次はマンドラゴラです。魔法薬を作る上でもっとも重要な材料のひとつですね。

 これを採るときには注意が必要です。」

 体育の次は生物の授業だった。分厚い教科書を片手に、にこやかな先生が教壇に立っている。

 「ねえ。」後ろからマルチナが声を掛けてきた。

 「最近、学校を休む子、多くない?」

 「あ〜。インフルエンザ流行ってるからね。」

 あまり興味のない話題だったのでスルー。

 「マンドラゴラの根にはオスとメスがありますが、メスのマンドラゴラはヒトの形をしてます。」

 「それだけかしら?気にならない?

 ……休むのは、通いの子ばっかりでも?」

 「寮で流行りだしたら気をつけるわよ。」

 「引き抜くときに、マンドラゴラはこの世の終わりのような悲鳴を上げます。何と、側にいる人間を殺しちゃうくらい凄いんですよ♪」

 「んも〜、そーじゃなくて!随分長く休んでるからってお見舞いに行った子が、会わせてもらえなかったんだってよ?」

 「そりゃ、うつるからでしょ。」

 「それが、両親がまるで泣きはらしたみたいに目が真っ赤で、様子もおかしいって。」

 「……ところでそこのお二人。

 僕は刺激的な授業を心がけてるんですが、もっと刺激的なお話をされてるのかな?」

 「げ。ゼロスせんせ……」

 にっこりと微笑んでいたのは、生物のゼロス教諭だった。肩で切りそろえたおかっぱ頭の童顔の教師。怒ったり取り乱した顔は見たことがない。

 「先生っ、リナさんが前の席から話しかけてくるんですう。わたくし、困ってたんですわv

 「ま、マルチナ…あんたね。」

 「お二人とも。授業だけで物足りないなら、後で特別講習をしてあげますが?」

 「うっ…」

 ゼロス先生の特別講習ほど、学生の間で謎とされているものはない。受けた生徒は魂が抜けたようにぼ〜っとして、使い物にならない状態が少なくとも一週間は続くのだ。

 ………恐るべし。ゼロス講習。

 「なら、しっかり訊いてくださいね♪」

 「は、はいv」 

 それきり、あたしはその件を忘れてしまった。

 

 

 

 

   第二限「出会いは黄色い花」

 

 

 「すいませ〜ん。靴下くださ〜い。」

 「は〜い。」

 受付に現れたのは男子生徒の憧れの的、黒髪の美人事務員のシルフィールさんだ。

 「何センチのですか?」

 耳にかかる髪をかきあげるしぐさは、女のあたしから見ても色っぽいなあと思ったりする。

 「えっと。22cm。」

 「中等部のですね?」

 「こ…………高等部です…………。」

 あたしが思いきり低い声で答えると、シルフィールさんは口に手をあてた。

 「まあ、ごめんなさいっ。300円です。」

 財布をごそごそしていると、ふと気づいたようにシルフィールさんが話し掛けてきた。

 「あの。高等部、お休みの子が多いんじゃありません?さっき下駄箱の前を通ったら、上履きの残ってる段が結構ありましたし……」

 一日に二度も同じ話かとあたしは首を傾げた。

 「ああ。インフルエンザのせいじゃ?」

 「確かに流行ってますけど。でも、中等部はそれほどでもないんですよ。」

 「そうなんですか……?」

 

 

 学校指定の靴下を抱え、あたしはぼんやりと校舎の裏を歩いて行った。学校の事務所から、カフェテリアに行くにはこっちのが近道なのだ。

 空を見上げながら、あたしは考えていた。

 中等部は校舎こそ別になってはいるものの、科学室や音楽室など、特別教室は高等部と共同で使っている。全く交流がないわけではないのだ。

 生徒の欠席。高等部。それも、通いの子に集中。お見舞いに行っても、会わせてくれない。

 …………はて?

 

    がつん!!

 「いってぇ!!」

 「うぎゃ!?な、なに!?」

 突然足元に何かがぶつかり、予測もしていなかったあたしは、もろにあお向けに転がった。

 「なんなのよ!?」

 しりもちをついたお尻を撫でつつ起き上がると、眼前に頭を抱えてうずくまる麦藁帽子の男がいた。作業服を着て、手には軍手をしている。

 「あんた。あたしに何の恨みがあんのよ!」

 「おいおい。いきなり蹴りをくらわしたのはそっちだぞ。」男は頭を指差してそう言った。

 「オレはずっとここにいたんだ。それをいきなりおまえさんが横から…」

 「…………え。」

 脇の花壇に、移植ゴテや鉢が転がっていた。

 どうやら植え替えの最中だった男を、上を見ていたあたしが蹴り倒した、ということらしい。普段なら気配を感じるはずが、気づかなかった。

 「ごっ、ごめん。ちょっと考え事をしてて……」

 「まあいいさ。花が無事だったから。」

 作業服の男は、しゃがんだ姿勢のままで顔を起こして笑った。麦藁帽子の中身が見えた。

 「…………!」

 一瞬、あたしは息を飲んだ。

 ………青い。さっきまで見ていた、晴れまくった空の色のような青。植え替えようとしていた花の花弁のような、青い瞳だった。

 見ていると、吸い込まれそうだ。

 何となく、いつかどこかでのぞきこんだことがあるような。そんな気がした。

 何故そう思ったかはわからない。

 あたしは首を振り、頭を元に戻そうとした。

 「じゃ、今度はこっちの花を植えるのね?」

 「ああ、もうすぐ3年が卒業だろ。人がたくさん来るから植え替えろってさ。」

 瞳は再び麦藁帽子に隠れてしまった。一体さっきの錯覚は何だったのだろうと思いながら、あたしは花壇に植わっている黄色い花を見た。

 「でも、こっちはどうすんの?」

 「これか。抜いちまうのさ。」

 見れば、確かにしおれているし、茶に変色しているものもあった。

 「でもまだ咲いてるのに。………勿体ない。」

 つい、素直な感想がこぼれ出てしまった。

 「見た目を気にするやつもいるからな。枯れかかった花じゃ来賓に見せられないってんだろ。」

 また一つ花を抜きながら男が言う。

 「だって……まだ生きてるじゃない。花が枯れても、この植物はまだ生きてる訳でしょ。」

 思わずムキになってしまうあたし。

 「……………」

 作業服姿の男がしばらく何も言わなかったので、あたしはそっと花をつついてみた。

 

 「変わってるな。おまえさん。」

 「え……?」

 あたしは耳を疑った。振り返り、そして初めて男の視線に気づいた。やわらかな。まるで温度が伝わってくるような、暖かい視線だった。

 初めて会った人をそんな風に思うとは、この時のあたしはやっぱりどうかしていたに違いない。

 「安心しな。捨てたりしない。何か別の方法がないかオレも考えてたとこだ。一年草じゃないし、ちゃんと世話をすればまた花が咲くから。」

 「あ。そうなんだ。……よかった。」

 急に居心地の悪い思いをして、あたしは立ち上がった。そこに、男が抜いた花を差し出した。

 「一鉢。持ってくか。」

 「あ……うん。じゃ、もらってく。」

 その場から去る口実なら何でも良かった。

 「待ってろ。」

 抜いた花を土塊ごとビニールに入れ、男が立ち上がった。あたしは再び驚かされた。

 しゃがんでいたのでわからなかったが、男の身長は優に180センチを超えていたのだ。あたしと比べると、まるで大人と子供だ。

 「ど……どうも…ありが、と……」

 「どういたしまして。」

 男はにっこり笑って作業に戻った。

 あたしは貰った袋を下げ、カフェテリアに足を向けた。一度だけ振り向いたが、男は作業に熱中しているようだった。

 






  第三限「こんばんわ∨おおる」

 

 

 「………なによ。それ。」

 「なにって。見てわかんない。」

 女子寮の1室である。三階建ての建物には、中等部から高等部までの寮生が居を共にしていた。

 「なんでそれが部屋にあるのか訊いてるのよ。」

 「いいじゃない。花のひとつやふたつ。」

 窓際に置いた植木鉢が、マルチナには気にいらなかったらしい。

 「王女のあたくしの部屋には、もっと美しくて気品のある花のが似合うと思うんだけど。」

 「あんただけの部屋じゃないでしょ。」

 「そんな、枯れかかった花を飾るなんて。」

 「大事にしてればまた来年咲くわよ。」

 「ふうん……。」

 マルチナが意味ありげな視線を送ってきた。

 「あんた。なんかあったんじゃないの?ぼ〜っとしてたわよね。午後の授業から。」

 「そうだっけ?」

 あたしはすっとぼける事にした。

 「その花、お昼から持ってたわよね。」

 「いいじゃん。別に。」

 「怪しい。白状しなさい!」

 「何もないってばっ!!!」

 

    ぴぴぴぴぴっ!

 突然、アラーム音が部屋に響いた。

 「あ。いっけない。チャットの時間だった♪」

 マルチナはそわそわと自分の机の前に座った。その上にはノート型のパソコンが置かれている。

 「いつからチャットなんてやってんのよ。」

 「いいじゃない♪結構楽しいのよ♪」

 ぱかっとディスプレイを開くと、起動画面が見えた。夜中に拝んでいた彫像そっくりだ。

 「また怪しい宗教サイトじゃないでしょうね。」

 「違うわよ。学内の生徒で作ってるページがあるのよ。やっだぁ、リナ、知らないのお?」

 「………悪かったわね。」

 興味のある事にはとことんつきあうが、興味のない事には手を出さないのがあたしだ。

 マルチナは画面の前で手揉み。

 あたしは背後からちょっと覗くことにした。

 「……なにこれ。誰の名前。」

 「え。この、『マリーアントワネット=ド・ラ=カトリーヌ・ド・メディチ』のこと?」

 「む………むちゃくちゃ長いハンドルね…。」

 「略してマルちゃんて呼ばれてるの。」

 「それじゃ本名と変わんないじゃない……」

 「うるさいわね。『こんばんは∨おおる』と。」

 「………好きにやってて。」

 

 しばらくマルチナがキーボードを叩く音がしていた。あたしはその間、先に風呂の支度をする。

 「んじゃ、お先。」

 「ちょっと待って。」

 マルチナが緊張した声を出した。洗面器を抱えたあたしは声の方を振り向く。

 「今、話題になってるのよ。例の欠席のことが。変な噂を聞いた子がいるって。欠席したのはインフルエンザのせいなんかじゃない。

 ……『誘拐』されたんじゃないかって。」

 「………はぁ??」

 また突拍子もないことを、こひつわ。

 「ほら見てこの子、町の開業医の娘なんだけど、インフルエンザでかかった生徒はいないって。」

 「じゃ、他の医者にかかったんでしょ。」

 「違うわよ。気になって市内の医者という医者に電話してみたんだって。そしたら、うちの学園の生徒らしい患者はいないって言うのよ」

 …………ほほ〜う?

 あたしは洗面道具をベッドの上に放り出し、マルチナの隣に椅子を引っ張ってきた。

 「ねえ。最近の欠席者の数って調べられる?」

 「できるけど。どうする気?」

 「う〜〜ん。ちょっと気になってきた。」

 あたしが言うと、マルチナは得意気に頷いた。

 「でしょ♪実は調べてあるの♪この学校の管理に使ってるデータベースに侵入したのよ♪」

 「………人間、誰でも一つくらいは取り柄があるっていう、いい見本ね。」

 「なんか言った?」

 「別に…」

 

 

 

 ―――翌日、校舎屋上。

 あたしの手ではためいていたのは、欠席者リストをプリントアウトしてきたものだった。

 「今月の始めから急に増えてるわね。各学年合わせてざっと30人。全高等部約180人として、6分の1か。……多いわね、確かに。」

 「通いの生徒の数から言ったら、もっと多いわよ。それより興味深いことを聞き込んできたわ。

 インフルエンザが治って出席してきた子は、ゼロ。つまり、誰もいないのよ!」

 マルチナは親指と人さし指で○を作る。

 「う〜ん……。いくら調子が悪くても、一週間か十日もすれば出てくる子もいるわよね。それが一人も出席してないってことは………。」

 あたしは紙を指でぴいんと弾いた。

 こうして見ると、確かに不審な点が多い。

 小さい頃から、気になった事は最後まで追求しないと済まない質だった。一晩で魔道書を読破する事もしょっちゅうで、成績が非常に優秀なのもこの性格のお陰かも知れない。

 「もし仮に、インフルエンザじゃなかったら…」

 「誘拐………?」

 マルチナの誘い水にあたしはかぶりを振る。

 「まだそうと決まったわけじゃないわよ。」

 「でも、ほっといたら大事じゃない?」

 「とりあえず、担任にでも訊いてみるか。」

 立ち上がったあたしは、そこで足を止めた。

 「………あ。」 

 屋上の柵から、校庭に一台の小型トラックが入ってきたのが見えたのだ。

 「リナ!?どうしたのよ?」

 背後から聞こえるマルチナの声を無視して、あたしは階段を駆け降りた。 

 

 

 

 

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