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完結編は、こんな感じで始まります。
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辺りの光景は平和そのものだった。
駆け出しては母親につかまる子供、抱き上げて肩車する父親、腕を組んだ恋人達、ウィンドーを物色中の女の子。‥‥幻想的な電飾の数々。
‥‥‥去年のクリスマス。あたしはぬいぐるみを抱え、手もつながず腕も組まず、つかず離れず歩いていた。まるで保護者と子供のような、そんな二人だった。
あの時は、あたしは何も知らずにいた。
世界に穴があいて、そこから化け物が入り込むことも、それを必死に防ごうとしている人々のことも。……そして。
隣を歩いていた、穏やかな笑顔の彼のことも。
あれからいろんなことが起きて。二人の間にもいろんなことが起きて。その時とは比べ物にならないくらい、彼のことをたくさん知ったけれど。
最後に残酷な言葉を残して、彼はあたしの前から消えた。
それからあたしは、ずっと一人で歩いている。
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でも大丈夫♪最後はハッピーエンドです♪
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おまけは二つご用意しました。
一つはちょこっと仕掛けをし、CDロムのために書き足した文章を二ケ所探すことができます。
書き足したのは、完結編最初の方の二人のキスシーンと、アメリアの登場、本部での二人の××です。
もう一つは実用的なものです。
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後日談の「すいーとぷれぜんと。」も完売しているので、「すいーと」を足した拡張パックも作りました。
2010年4月完成♪
また、「ぷれぜんと。」を買ってしまった後でも、「すいーと」の分だけデータ配信で読む(有償)ことも可能です。
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完全版バージョン裏表紙↑
初版「ぷれぜんと。」の後に出した
「ぷれvきっす」内表紙。↑
内容は完全版に♪
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